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2010年8月20日 (金)

広島に原爆を落とす日

急逝されたつかこうへいさんへの想いに

ケジメを付ける為に観に行って参りました。

 

『広島に原爆を落す日』

 

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思えば『つか芝居』との出会い、初めて観たのが

此の『広島に原爆を落す日』でした。

ただし、つか芝居と言ってもつかさんが演出したものでは無く、

と有る小劇団が公演したものでしたが。

其の衝撃たるや甚だしく、尋常成らざる楔を胸に刻まれました。

奇しくも8月にこの『広島に原爆を落す日』の公演が決まって居り、

其の直前につかさんが急逝されると云う、

何か運命めいたものを感じました。

此の舞台を余す事無く体感、吸収すべく、

前日は解像度を鈍化させるリスパダールを服用せず

就寝致しました。

迎えた当日。

渋谷はBUNKAMURAはシアターコクーンにて。

M0が流れ出すや鼓動は早鐘を打ち、

嫌が応にも期待は高まります。

果たして芝居は素晴らしいものでした。

終演後、惜しみ無い拍手を送りました。

──が。

 

つか芝居の特徴と言えば、

津波の如く押し寄せる怒濤の台詞量とテンション。

最早台詞を聞き取るコトすら容易では無く、

しかし其れで居て感情がダイレクトに伝わって来る──。

此れが最たるものではないでしょうか。

其れに比べたら今回の舞台はライトテイストなものであり、

物足りなさや消化不良を感じました。

其の要因は幾つか在ります。

小説版を読んで居た為にストーリーの全貌は周知して居りました。

上演時間1時間50分と云う尺の中には

収まり切れないもので在りますが、

エピソードを盛り込み過ぎた故の空洞化、即ち、

ドラマ性が若干薄れて仕舞ったコト。

そして、台詞の量や速さが、

事つか芝居に於いては緩やかだったコト。

更に外連味が薄味だったコト。

付け加えれば、殺陣も然程では在りませんでした。

特にリア・ディゾンは切れが無く、殺陣が茶番に観えて仕舞う程。

若しつかさんが現役で演出をして居たら──。

そう思わずには居られませんでした。

斯くも残念なコトは、つかさんが演出したつか芝居を

只の1度も観られ無かったコトです。

本物のつか芝居を観てみたかった──。

無念の一言につきます。

 

ですが前述の様に芝居は素晴らしいものでした。

観劇出来たコトを光栄に思います。

つかこうへいさんに対する恋慕の想いは残りましたが、

此れで一応のケジメは付けられました。

此れからは面を上げ、前を向いて歩んで行きたいと思います。

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