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2010年5月22日 (土)

虚構からの回帰

入院当初、規制され、何も出来ない生活は不自由でした。

しかし、何も出来ないと云うのは何もしなくて良いコトでも在り、

不自由と言う名の自由でも在りました。

その観点で観た場合、この施設は揺り籠とも言えます。

現実とは乖離し、時間の流れも違う、バーチャルな非現実的世界。

そこで現実から解放された自由を享受し、

安寧な休憩を摂るコトが出来ました。

他方、揺り籠に在っておぃらは

スタンドアローンで居ようと思いました。

それは他者に引きずられるコトを拒む為。

同じ自由、同じ空間を共有する中で個を特定し、

他者を観察して居ました。

それは無意識の行為だったかもしれない。

自分は違うと云う確認をしたかったのかもしれません。

ですが能動的思考自体は停止して居ました。

内に籠るコトによって、

逆に個の中で自らを解放したのです。

自らの中の宇宙に溶け込み、雑事から解放され、

虚無の中を無思考に漂って居ました。

揺り籠の中でうたた寝をするような、

そんな穏やかな日々でした。

緩やかな時間の中で怠惰な休憩をして居る間に

何人もの人が面会に来て呉れました。

ある時気づいたんです。

面会者は現実世界の生き物です。

非現実の世界に唐突に現れた現実。

面会者の目を通し、翻っておぃらを見た時生まれた疑問。

「おぃらはここに居るべきか」

そんな疑問を内包して外泊を迎えました。

現実に於いておぃらはどうか。

1泊の外泊でしたので、

入院時にたまっていたコトをこなすのが精一杯。

雑事に追われ、今度は自由と云う名の不自由を

味わったワケです。

そんな煩雑な現実に身を置いた時、しっくりしたのです。

そこで新たに芽生えた疑問。

「おぃらは病院へ戻るべきか」

もう一つの疑問を抱え、

再び閉鎖病棟と云う名の揺り籠に帰って行きました。

結論を焦らず、ゆっくりと2日3日と過ごしました。

不自由と言う名の自由。

自由と言う名の不自由。

安寧な非現実世界。

煩雑な現実世界。

そして至った結論。

「もうここは自分の居場所では無い」

現実の世界へ戻る時が来たのだと。

家へ帰り、緩やかに現実へ心と体を慣らそう。

そう思い至りました。

両親は薬の量が減って居ない事に

不安を覚えて居ましたが、

薬の量の増減と入院に因果関係は有りません。

現実に身を置き、社会復帰を目指すべきだ。

そんなおぃらの心の内を、先生は大いに賛同して呉れました。

これで決まりです。

今までは虚構の世界で休んでいましたが、

これからは現実の世界で休もうと思います。

今暫くはゆっくりと休んでいたいと思います。

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コメント

ゆっくり自分のペースで(*^o^*)

投稿: いちご♪ | 2010年5月23日 (日) 01時24分

おかえりなさぃ♪

時間はたっぷりある

じっくりゆっくり焦らず無理なくね~
 

投稿: さとん | 2010年5月23日 (日) 18時22分

>> いちご
ゆっくりする〜〜(m-_-)m


>> さとんさん
ただいまですo(*'▽'*)/☆゜'・:*☆
焦らずのんびりやって行きます(´¬`)

投稿: サミィ | 2010年5月25日 (火) 00時18分

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