« Formula Politics 2 | トップページ | '09 F1GP Rd.9 ドイツGP P1 »

2009年7月10日 (金)

Formula Politics 3

──続き──

F1分裂の危機が日増しに高まる中、

迎えたのが来シーズンのエントリー締め切り。

新規参戦を目指すチームが殺到するするも、

既存チームはエントリーをする動きを見せません。

FIA会長マックス・モズレーは条件付きエントリーを認め、

なんとか既存10チーム全ての

エントリーが発表されました。

 

ここでまた問題が浮上します。

ウィリアムズ、フォースインディアは

無条件エントリーをしていたのです。

この件でこの2チームはFOTAから追放されます。

 

さらに、新レギュレーション発表前にかわされた

契約を有効としたFIAは

フェラーリ、レッドブル、トロロッソを

無条件エントリーとして発表。

これによりフェラーリはFIAを相手取って

係争騒ぎを起こし、混乱はさらに混迷を深めて行きます。

FOTAは本格的にF1脱退、別シリーズの設立を検討。

それでもモズレーは頑として

譲歩する姿勢を見せません。

 

FOTAは

・ダブルスタンダードレギュレーションの撤廃

・段階的なバジェットキャップの導入

・モズレーの独裁から脱却した健全なFIAの統治

を提案していました。

それでもモズレーはFOTAの

歩み寄りを受け入れません。

モズレーとFOTAはお互いを非難し合い、

その溝は決定的と思われました。

 

そこにはファンの気持ちなど存在していません。

チームと契約の残るドライバーたちは

忠誠を尽くしてチームに追随、

契約の切れるドライバーは行く末に翻弄され、

サーキットやスポンサーは迷走を余儀なくされます。

 

この様な状況を誰が喜ぶでしょうか。

誰が得をするのでしょうか。

F1ファンの想いを踏みにじる行いに他なりません。

 

最後に決断を下したのはバーニー・エクレストン。

会議でどのような話がされたのは分かりませんが、

導き出された結論は

・新レギュレーションの撤廃

・段階的に予算を90年代初頭の頃に収める

・新規参戦チームへのサポート

・モズレーの時期FIA会長選挙への不出馬

 

これで漸くF1は平穏を取り戻しました。

多少の小競り合いは残りましたが、

既存チーム全てが来シーズンもF1に参戦します。

バーニーの介入が無ければ

一体どうなっていたコトか。

結局は利益を最優先するFOMのバーニーに依る

幕引きとなった政治劇。

F1は他のスポーツと比べて政治色の強いもので、

それも含めてF1と言えます。

しかし、忘れてほしくないのはファンの想いです。

この紛争でどれほどのファンをやきもきさせ、

うんざりさせたコトでしょうか。

最優先させるべきなのはファンの気持ちです。

関係者各位はもう一度、

そのコトを考えて欲しいものです。

|

« Formula Politics 2 | トップページ | '09 F1GP Rd.9 ドイツGP P1 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/25436/30488956

この記事へのトラックバック一覧です: Formula Politics 3:

« Formula Politics 2 | トップページ | '09 F1GP Rd.9 ドイツGP P1 »