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2009年7月 9日 (木)

Formula Politics 2

──続き──

レギュレーションの問題点。

 

・バジェットキャップ(予算制限)

バジェットの上限を3,000万ポンド

(のちに4,000万ポンドに変更)にするとなると、

現状の運営費を10分の1以下にしなければなりません。

ドライバーの給料、プロモーション活動など、

バジェットキャップから除外される項目が

次々に追加されましたが、

それでもやはり受け入れ難い金額です。

大リストラを敢行しなければならない上に、

巨大チームからしてみれば

金にものを言わせたアドバンテージを失うコトになります。

エゴは横に置いておいたとしても、

現実的に達成出来る様な金額では有りません。

 

・技術制限

バジェットは好きなだけ使うコトが出来ますが、

開発には大きな制限が設けられます。

エンジンの回転数や使用機数、

可変ウィングの禁止などなど、

バジェットキャップを受け入れたチームとは

コンセプトの違うマシンになってしまいかねません。

 

ダブルスタンダードレギュレーションがもたらすものは

二つのカテゴリーが混走するレースです。

かつてターボと自然吸気のどちらのエンジンを

チョイスするかで、そのような状況になってしまいました。

しかし、今回はその比では有りません。

レースにはカオスがもたらされるでしょう。

 

なぜ二つのレギュレーションを施行したのか。

FIAFOMからすれば、これ以上

参戦チームを減らすワケにはいかないし、

特にFOMの会長であり、F1の影の支配者

バーニー・エクレストンとすればフルグリッド(26台)

を埋めたいと云う思惑が有ります。

そこで新規チームを招き易い様に

低予算で参戦出来る様にしたかったのです。

 

しかし、FOTA系のチームはバジェットキャップは

到底受け入れ難いもの。

そのためにもう一つのレギュレーションを

付け加えたと云うワケです。

 

これがダブルスタンダードレギュレーションが

出来た背景です。

バジェットキャップのおかげで

新規参戦を望むチームが殺到しました。

しかし、既存のチームはこのレギュレーションに

激しく異を唱え、のちにF1撤退をも辞さないと云う

強硬姿勢に発展するのです。

 

──続く──

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