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2008年2月10日 (日)

母べえ

「あすは映画を観に行くぞp(めへめ*)」

朝イチで家を出て、渋滞に悩まされながら、

上映時間ギリギリ(席に着いた途端、本編スタート)で

観てきました。

 

     『母べえ』

 

さすが山田洋次ですね。

非常に丁寧に作られています。

まず第一印象として感じたのがそれでした。

観ていて心地いいんですねヽ(´ー`)ノ

さて、内容はと云いますと、

夫が思想犯として逮捕され、

夫の帰りを待ちつつ家族を守って行くというストーリーです。

テーマは母の愛情でしょかねぇ。

力強く、懐の深い愛情がひしひしと伝わって来るのです。

戦争直前の暗い時代を、女手一つで家族を守って行く。

決して強くない。

でも強くならざるを得ない──。

芯の強さや覚悟の大きさに

ただただ脱帽するばかりです。

その生き様は、ひたすら美しかった。

聖人君子なんかじゃなく、

等身大の女性なのです。

だけど、スタンドアローンとしての強さに

激しく胸を打たれました。

今では片親なんて珍しくもなくなりました。

男も女も、互いに甘え合い、

我慢しなくなったからではないかと思うのです。

ある意味それもスタンドアローンなのかもしれません。

ですが、覚悟のほどが違います。

人は基としてスタンドアローンであるけれども、

母べえにはその上に立脚した愛情があるのです。

(結婚・離婚に関して述べると話が逸れるので、

この辺で止めにしておきます)

おそらく彼女は当時の女性として、

特別な人物では無いでしょう。

当時としてはスタンダードなメンタリティを

持ち合わせているのだと思います。

(語弊があるのは承知しております)

一概に今と比較するのは誤りであるとは思いますが、

見習うべきトコロは多いのではないでしょうか。

この映画の『サミィの評価』ゎ

 

 

  87pts

 

 

安易に美談として片付けたくない、

そう思わされる映画でした。

母親として妻として、女として、

あくまで等身大の女性なのです。

時代に抗い、精一杯抵抗して生きて来たその様は美しい。

でもそれは、当時誰しもが

そうだったのではないかと思うのです。

それでもなお。

それでもなお。

最後のシーンは映画館にも関わらずわんわん泣いてしまい、

嗚咽をかみ殺すのに必死でした。

映画館でこんな泣き方をしたのは初めてです。

当時の時代を生き抜いた、

その壮絶さに激しく打たれました。

この映画、是非とも観て欲しい作品です。

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