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2006年3月29日 (水)

あたしはしあわせでした

ようやく時間の工面がつき、観にいけました。

 

   『ホテル・ルワンダ』

 

スゴぃ映画でした。

あたしの貧困なボキャブラリーでゎ表現できなぃほど。

'94のルワンダで起きた、

100万人の犠牲者を出した凄惨な大量虐殺の中、

自分の家族と1200人の難民を救った男を描いた、

実話をもとにした映画です。

怖かった。

隣人、知人、友人、家族。

次々と殺されて行くところを、

目をつむってやりすごすしかない。

初めは、

 「なぜわかり合えないんだろう」

『ミュンヘン』 を観た時と同じ感情が芽生えました。

が、

国連軍が白人(外国人)を退去させてからは

それどころではなかった。

殺されないことで精一杯。

一寸先が見えない状態の中、

人間の強さを見せつけられました。

時にはあこぎなまでにしたたかに生き抜く人々。

極限状態にもかかわらず、

唄い、踊り、はしゃぐ、

希望を失わない無垢な子供たち。

なにも知らなかったあたしは、自分を恥じました

退去して行く国外の人々。

その忸怩たる想いが、あたしにも少し、わかりました。

そのシーンであたしは涙が止まりませんでした。

哀しみや感動で泣くのは、

誰でも簡単に想像できると思います。

その時なぜ、涙が止まらなくなったのか、

言葉にできません。

退去する外国人は手助けすることができない。

残ったところで何ができるわけでもなく、

帰らねば母国の人間に迷惑がかかる。

難民を見殺しにして、退去する他ない無力さ。

助けに来ているのに、難民を救えない国連軍の大佐の無力さ。

救われる外国人たちを目の前に見ながら、

自分たちが救出されないことがわかっている難民たち。

これから安全な所に行く人をただ力なく見送る

難民たちの無力さ。

退去して行く外人たちに助けを求める難民たちに、

「だめだよ」とたしなめる主人公ポール。

雨の中、立ち尽くし、見送る彼の表情が

脳裏に焼き付いてはなれません。

見ていて思ったのは、

 
  「これは本当にあったことなの?」

 
無知なあたしは、映画の背景を全く知らず、

それでいてあまりのリアルさに、

ただただ戦慄するだけでした。

この映画を評価するのは気が引けますが、

 

 

  92pts

 

 

一人でも多くの人々に、この映画を観てもらいたいです。

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コメント

Sammyさん

いつもありがとうございます。
この映画、私も観たいのですが、やっている映画館が少なくて
いまだにです。

とても考えさせられる内容のようですね。

Sammyさんの記事を読んで、ますます観たくなりました。

英語教育に関しては、Sammyさんのご指摘、私自身も自分本位だったかもしれません。
相手からの目線でも考えなければなりませんね。

投稿: 「感動創造」 | 2006年3月29日 (水) 16時05分

Sammyさん、こんにちは^^
TB&コメントありがとうございましたm(__)m

仰るようにこんな悲惨な事件があり、そしてそれを感動的に描いた作品があったことを忘れていました。 昨年のアカデミー賞にノミネートされた作品だったのに・・・。
素晴らしい映画が埋もれずに日本で公開されたことに感謝します^^

投稿: cyaz | 2006年3月29日 (水) 23時21分

こんにちは♪
こういう映画は点数をつけるのが申し訳なくなっちゃいますよね。
分かります!
この映画を見たら自分の無力さや無知に恥ずかしくなってしまいました。

投稿: ミチ | 2006年3月30日 (木) 00時18分

雨の中迎えのバスに乗り込もうとするジャーナリスト。彼に傘をさしかけるホテルマン。
 「やめてくれ。本当に恥ずべきことなんだ」
 残っても何もできない。でも、立ち去ったら彼らは殺される。それをわかっていながら、バスに乗り込む心境を考えると辛いです。
 心に重く響く映画でしたね。

投稿: aquira | 2006年3月30日 (木) 18時11分

はじめまして。
今、私の地元ではまさに上映されていて、それも2週間と言う短期間なので、宣伝しまくっています。一人でも多くの人に見てほしい。それが、この映画を見たものの責任かとも思いました。

投稿: カオリ | 2006年4月 2日 (日) 00時22分

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